個人事業主が使える制度の見方

個人事業主は「個人向け」でも「法人向け」でもない中間的な立場になりがちです。対象者欄の読み方と、見落としやすいポイントを整理します。

更新日: 2026-08-06(ソンシラズ編集部による整理)

「個人向け」「事業者向け」のどちらにも当てはまらないことがある

個人事業主(フリーランス・自営業者)は、税務上は「個人」に分類されますが、事業活動という観点では「事業者」として扱われます。補助金・助成金の対象者欄が「中小企業者(個人事業主を含む)」のように明記されていれば対象ですが、「法人」とだけ書かれている制度では対象外になることがあります。逆に「個人向け」の給付金・現金給付は、消費者としての個人を想定していることが多く、事業活動を理由に申請すると対象外になる場合があります。制度が「個人としての自分」を対象にしているのか「事業者としての自分」を対象にしているのかを、まず見極める必要があります。

ソンシラズ上での対象者表示について

ソンシラズでは「個人向け」「事業者向け」のバッジを、収集した公式情報から判定できた場合にのみ表示しています。バッジが無い制度は、対象者情報が確認できていないことを意味し、個人事業主が対象に含まれるかどうかは詳細ページの「対象者」欄の文言、または公式サイトで直接確認する必要があります。特にjGrants由来の制度は「中小企業者」「小規模事業者」といった表現が使われることが多く、個人事業主もこの表現に含まれる場合がほとんどですが、募集要項の定義を必ず確認してください。

開業前・開業直後は対象外になりやすい

創業系の補助金・助成金の多くは「開業予定」または「開業から◯年以内」という期間の条件があります。すでに個人事業主として開業して長い場合、創業系の制度の対象から外れ、代わりに一般の中小企業・小規模事業者向け制度が対象になることがあります。「創業」という言葉だけで自分に関係あると判断せず、対象となる開業時期の条件を確認しましょう。

屋号・法人番号が必要になる場合がある

電子申請システム(jGrantsなど)を使う制度では、GビズID(法人・個人事業主向けの共通認証システム)の取得が必要になることがあります。個人事業主の場合も屋号や開業届の情報が求められることが多く、申請直前に慌てて用意すると間に合わないことがあるため、早めの準備をおすすめします。

よくある質問

Q. 個人事業主は「個人向け」の給付金も「事業者向け」の補助金も両方申請できますか?
A. 制度の対象者定義次第です。同一の支出や活動を理由に両方から重複して受給することは通常認められません。それぞれの制度の対象者欄・対象経費欄を確認し、自分の状況(消費者としてか、事業者としてか)がどちらに該当する申請かを整理してから進めてください。
このガイドは、ソンシラズに掲載している複数の制度情報をもとに編集部が独自に整理した 一般的な解説であり、特定の制度の受給・採択・当選を保証するものではありません。 実際の申請にあたっては、必ず各制度の公式サイト・募集要項をご確認ください。

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